歌手「夏川 玲」の日常を、気取らず気ままに書き綴った日記です。

ご報告
掲示板の方にはすでに書かせていただきましたが、
昨日5月26日午前10時25分に、
愛犬のキキが天国に旅立ちました。
12歳と8ヶ月でした。

術後の経過は極めて良さそうで、
もしかすると、このまま転移せず過ごしてくれるかも?と
淡い期待をしていましたが、
先週の火曜日に極度の貧血で意識を失ったのをきっかけに、
あれよあれよという間に衰弱し、
とうとう旅立ってしまいました。

仕事をしながらの介護で、
彼女の病状に一喜一憂し、コメントに返信する余裕も、
日記を書く余裕もありませんでした。
沢山の方から励ましのお言葉を頂戴し救われました。
この場を借りて、御礼申し上げます。

彼女と暮らした10年を振り返り、
どの場面を切り取っても愛情を注いできたと言い切れ、
前の飼い主さんにも胸を張って「幸せにしてやれた。」と言えます。
後悔は全くありません。

ただ、今は余りにも喪失感が大きく、
時が癒してくれるのを待つばかりです。

最期を看取ることができました。
苦しまなかったので、穏やかに寝ているようです。
土曜日の朝一番で火葬することになっています。

・・・幸せにしたのは私じゃないや。
私が幸せにしてもらってたんだ。
10年も。
キーたん、私がそっちに行くまで明日香と一緒に待っててね。

あ~あ。
しかし涙って呆れるほど出るね。
涙が枯れるほどって言うけど、ありゃ嘘だ。
涙は枯れない。
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61日
今週は第一木曜日と第二土曜日が同じ週だったので、
新宿のQuiさんと、錦糸町のアーリーさんへの出演が一日おきだった。

退院して一週間のキキ、見た目は相変わらずすこぶる元気そうで、
食欲も旺盛。とにかく美味しそうにバクバク食べている。

8日の昼に獣医から電話。
ゴールデンウィークが入ってしまい遅れに遅れていた
摘出した腫瘍の病理解剖の結果を知らせて下さった。

実際にこの目で腫瘍も見たし、
良いもののはずが無いことは覚悟していたが、
やはり悪性の腫瘍だった。
こんなに元気なのだから、
良性の可能性も有ると思い、
祈っていたのだが、現実はそんなに甘くなかった。

かなりガックリ来たが、気を取り直して錦糸町のアーリーさんへ。
今月の企画は、「女性ユニット特集」だ。
こっぱずかしいと思いつつ、「黄色いさくらんぼ」を歌ったが、
お客さんが「うっふん」を担当してくださり、終わってみたら面白かった。

さて、退院してからのキキは
料理をしたり洗濯をしたりする私の姿をじっと見つめるようになった。
目線をキキにやると、尻尾をクルクル回す。

じっと見る
今朝は抜糸とこれからの相談をするために獣医の元へ。
病名は「悪性繊維性組織球腫」だそうだ。
小型犬には滅多に見られない病気で、
予後がどうなるか参考に出来る文献もほとんど無い。

先生が見つけてくださった英語で書かれた文献にも、
たった6例しかない。
術後最速で死んでしまったのは2週間。
1年過ぎても生きている例もあるので、
余命については何とも言えないとのことだ。

6例しかないとは言え、
平均余命の「61日」という数字を知り、
ショックを通り越して、ピンと来ない。
きっと、すでに症状が出て(腫瘍が破裂して体内で出血したり、
すでに他の臓器に転移していたり。)からの術後だろう。

術後2週間はすでに過ぎている。
まず平均の「61日」を越えること。
次に9月の誕生日を迎えること。
そして、術後1年を迎えることを目標にしよう。

病理解剖報告書のコピーをもらった。
そこに並ぶ絶望的な言葉の数々・・・・。

先生が言った。
「キキちゃんの楽しい時間を少しでも長く出来るようにしてあげましょう。」と。

キキの楽しい時間かぁ。
鳩を追いかけるのが大好きだから、
元気に走れるうちに鳩がいっぱい集まる場所にでも散歩に行くか。


退院しました。
沢山のメール、励ましをありがとうございました。
日記にコメントを下さった方には、それぞれメールを差し上げましたので、
コメントに対しての返信はいたしません。

・・・

まだ病理解剖の結果が出ていないので、
(運悪くゴールデンウィークになってしまったので。)
手放しに喜べる状況にはないが、
もう帰ってこないかも知れないと覚悟した上での手術だったので、
帰ってきてくれただけで、とにかく嬉しい。
本当に嬉しい。

体重の1割近い腫瘍を摘出したのだ。
それだけで負担は大きいだろう。
私が5~6キロの腫瘍を摘出したようなもんだよ。
想像しただけで気が遠くなりそうだ。

本人にしてみれば、別にそれほど具合が悪いわけでもないのに、
気がついたらお母さんも下僕(ジャッキー)もいないし、
毎日知らない人にいじくられ、注射され、
「どうなってんだ・・???」ってなもんだったろう。

それにしても動物の生命力というか、
「生きる」ことに迷わない姿には感動する。
もちろん野生動物なら、腫瘍が出来たことで命を落とす。
だが、本人はそれを運命として受け入れるだけなんだろう。

悪いもんを取ってもらったなら、
とりあえず全力で「生きる」道を選ぶ。
というか、それ以外の選択肢を彼らは持たない。
たった2.5キロしかないチビパピヨンに、
何だかたくさんのことを教えてもらったような気がする。

正直に言葉にするなら、
「すげー。」しかない。
負けないように生きないとなぁ。

・・・
退院して帰宅してきたときに、
我が家の駐車場に車を止めようと窓を開けたら、
(私は車をバックさせるときに必ず窓を開けて目視する。)
「外が見たい!」と大騒ぎした。

「わかった、わかった!お外が見たいんだね。
傷が開いちゃうからそんなに暴れちゃ駄目だよ!」

キキが身を乗り出して外を見ている。
じっと外を眺める。何思う?

穏やかな風に吹かれながら、
ただ一点をじっと見つめて動かなくなった。
その顔が余りにも印象的で、思わず撮ってしまった。
何を考えているんだろう。

何だかその姿がとても美しく思えた。

・・・
家に着いた。
余程嬉しいのか、はしゃぎっぷりが半端ではない。
走りまわっている。
肋骨のすぐ下からお腹の三分の二以上を切っているんだ。
傷口を確認したら、一部分はまだ完全にはくっついていない。
まだ抜糸して無いのに。
おいおい、頼むから静かにしていてくれ~。

キキがいなくなってしまってから、ジャッキーの夜鳴きが酷くて、
これには参った。
君はほんとにキキが好きなんだね。

帰ってきてくれて余程嬉しかったんだ。
ジャッキーはキキの後を着いてまわっている。
はははは。うざがられて噛まれてやんの。

いつも通りの我が家に戻った。
キキがいて、ジャッキーがいて。

もう少しキキの面倒を見させてもらえることになった。
神様本当にありがとう。
絶対にこれまで以上に大切にします。

・・・
脾臓を失ってしまったキキ。
やっと正常値に戻ったとはいえ、相変わらず白血球が少ない私。
免疫力を強化する食事が必要なのは親子共通だ。

病理解剖の結果が悪くても、構うもんか。
お母さんはお前と一緒に戦うぞ。

基本、朝ごはんは同じ食事にしようと思う。
キキの分は味付けしない。
たんぱく質の摂取量は私より多くなるように考慮する。
にんにくや、生姜を与えるのは賛否両論だが、
臓器を失っていることと、標準より小さいということを考えて、
与えないことにしようと思う。

料理が大好きでよかった。
義務感で作るなら辛いけれど、
料理は楽しくて苦にならない。

・・・
お腹を撫ぜてと寄ってくる。
まだ糸がいっぱいのお腹。

可愛いキキ。
ありがとう、帰ってきてくれて。




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