歌手「夏川 玲」の日常を、気取らず気ままに書き綴った日記です。

骨を拾う・・・・
悲しい知らせ
というタイトルで先月に書いた、Hさん死去の報せから一ヶ月以上が過ぎた。
やっと遺体の身元が特定されて、火葬の許可が下りたとの事。

要するに顔が判別できないので、もしかしたら他の人の遺体を自分に見せかけて、
本人は逃げてしまった・・・という可能性もあるということで、
本人確認をなければならなかったらしい。
直腸がんの手術をして数日後のジイさんが、もし誰かを身代わりにして逃げたとしたら、
それはそれで凄いよなと別れの宴で大笑いになった。

骨を拾う親族は息子一人しかいないと言う。
Hさんの親友の山ちゃんが、
「あんなににぎやかなのが好きだったオヤジの骨を拾うのが、
たった一人だなんて淋し過ぎるだろう。一緒に拾ってやってくれないか。」と言った。
そうだそうだ。Hさんはうるさいくらい賑やかで、本当に明るい人だった。
早速池袋ライオンメンバーにその旨を知らせ、私も行くことにした。

急な召集にもかかわらず、音楽家5名を含めた9名が駆けつけた。

笑ったのは、係員からは「参列者が集まったのなら、次の人が控えているから、
とっとと火葬場に集まるように。」と言われる。(とにかく、この人は無愛想で感じが悪かった。)
しかしだ・・・・肝心のたった一人の親族が来てないんだ!!

親族が到着して、いよいよ火葬となった。
幾つもある火葬炉の名札に「不詳 東京都○号」と書かれている。
そうか・・・誰だか判らないけれど、亡くなったから火葬しなきゃならないのか・・・。
複雑な思いだった。

終わるまでの1時間、係員から返してもらった遺品の手帳を見て、
「あー、この人には連絡しなくちゃ!」
「あー、この人と本気で結婚するつもりでいたよね!」
「あれ?あの人の名前無いね!」
「私の誕生日も書いてくれてる。」
賑やかなのが大好きだったHさんに相応しい、爆笑の時間となった。
とても悲しいんだよ、でも良いんだ。湿っぽいのは似合わない。
息子さんが、初めて聞くお父さんの面白話に半分呆れていたよ。

立派過ぎる人工関節が出てきた。
いつも「特大サイズのを入れている。」と訳のわからん自慢をしていたっけ。
みんな特大の人工関節を見て、
「Hさんに間違いないね。」としんみりしつつも笑ってしまった。

***
場所を池袋のライオンに移しての、遺骨を囲んでの別れの宴には、
地方から駆けつけた人達も加わり、尽きることの無い思い出話に花が咲いた。
誰かが言った。
「こんなに笑うお別れの宴なんて無いね。」と。

***
息子さんのビックリ発言に一同唖然。
「家を片付けていたら、20年前に死んだ兄の遺骨が出てきました。
オヤジからは、納骨したと聞いていたのに・・・。」
「僕は実の息子(今回DNA鑑定した。)ですが、戸籍上は養子なんです。」
「腹違いの姉がいるはずですが、所在は知りません。」等々、
最後の最後まで笑わせてくれたHさんだった。

日を改めて開催される「偲ぶ会」はとんでもないことになりそう。
合掌。






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出来上がった作品を引き取りに行ってきた。
双子をお供に連れて、紙匠「雅」さんに創作和紙を取りに行ってきた。
片方は臆病ですぐに抱っこをせがむ。
片方は世の中に怖いものなしで、どんな犬にも好戦的。
何で同じよう育てたのにこうも違うのか・・・・。

創作和紙2種と、葉書を数十枚受け取ってきた。
店主の吉田さんから、葉書の出来栄えが良いと褒めてもらった。
確かに厚みも均等に出来ているし、チリを入れ込んだものも味わいが有って良い。
出すのが勿体無い・・・様な。

で、創作和紙の方は羽軸に泣かされ、羽軸に助けられという感じ。
羽軸がしっかりしているので置くときの向きが制限されたが、
そのおかげで縮まずに済んだ。
まだ飾れる状態に無いが、とりあえず写真に撮ってみた。
結局どちらが裏なのか表なのか、よくわからない作品になってしまった。
次回はその反省を活かして作品を作ってみたい。
作品名「ブレヒトの舞い」
庭木のハナミズキが枯れてしまったので、それを引き抜いて、
タペストリーの材料にすることにした。

出来上がったらまたこちらで。


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